ベスト・キッドのその後の話を描いたドラマ。現在シーズン1~3までNETFLIXで配信中。シーズン1~2はYouTubeでも見られるので興味があればぜひ。
ベストキッドでは少年だった主人公ダニエルも敵役ジョニーも今ではオッサン。当時の登場人物がそのまま歳をとった形で出演しているのが面白い。
本作ではコブラ会なのでジョニーが主人公ってことになるんだろうけど、ストーリーによっては別の人物がメインとなることも多い。
話は↓こんな感じかな。
しがない電気工事屋をして落ちぶれていたジョニーがある事件から少年に弟子志願をされコブラ会を復活させる。
それからは試行錯誤の道場経営が始まっていく感じ。
ダニエルとの感情が絡んだトラブルやそれぞれの子供を巻き込んだ争いや事件などが度々発生しつつも、弟子の成長と自分自身の成長、周りとの関係を描いていくという流れ。
ちなみにダニエルも自分で道場を持つようになり、ミヤギ道とコブラ会の戦いになる場面も。
ドラマを見始めた最初の方は主人公のジョニーに全く感情移入出来ないし(基本的にワルという立ち位置)、それはシーズン2になってもそうなんだけれど、
人間ってこんなもんかな?
とも思えてくる瞬間も多々ある。要はそんな順風満帆に事は進まないよ、というところが妙にリアルだったり。
そういう意味ではなかなか現実味も帯びたドラマだと思う。
ジョニーはかつてのコブラ会がやっていたことや考え方は間違っているとして新たな考えの元、コブラ会を運営していく。だけど、あちらを立てればこちらが立たずなどの試練が盛り沢山で起こる問題も多い。
それらを解決したりしなかったりでなんとか前に進もうとしているのを見て
この先どうなんのよ??
という期待感みたいのも出てくる。これが次々見てしまう要因にもなっている。
ジョニー曰く、人間は変われる。過去に過ちを犯しても、やり直すチャンスは誰にもあって然るべき。
とは言いつつも、ジョニーは決して良い人というわけではなく、だけどヒールというわけでもない。そんなところも面白い。
ベスト・キッドでは描かれなかったそれぞれの登場人物の生い立ちや過去がメインのストーリーに挟まれて出てくるんだけど、それもよく出来てる。
1話30分程度なので次々見ちゃう。動画配信サービスだとホント楽でいい。3日でシーズン1〜3まで見てしまった。
シーズン4は2021年12月31日から公開予定。かなり待ち遠しい。すでにシーズン5も決まっていて2021年の秋から撮影される予定。