一人で自らを成長させることが出来る人は全く問題ないけれど、そうではない場合は本などを読んだりして、他人の考えを取り入れて自分自身を成長させていったりすることが多いです。
人対人だとコーチングというのがあるけれど、これが人間にとって、とても重要なものだそう。メンターも少し似ているかも。
コーチングは上手く行くと、人を何倍にも成長させることができる。ただし、コーチングを受けるには1つだけ外せない重要な条件があるそう。それは、
コーチングを受ける側が素直であること。
これが超重要な条件だそう。
なぜなら、コーチングを受ける側が素直じゃないと聞く耳を持たないので、コーチが何を言っても言い訳や自分の考えを変えたりして行動することができないらしい。
これはその通りだと思う。
シリコンバレーで伝説のコーチと言われているビル・キャンベルという人のことを書いた1兆ドルコーチという本を読んだんだけれど、ここにそのことが書いてありました。
ビルはコーチングをするかどうか判断する時には、必ずその人が素直かどうかを見極めたそう。
で、素直じゃない人はバッサリと切り捨てたそうだ。いくら言っても無駄だし、変わる可能性が無いから。行動を変えることも無い。
そりゃ、そんな人に自分の大切な時間を削ってまでコーチングしても意味が無いので至極当然のことだと思う。
例えレジェンドと言われる人であっても、どんな人でも成長させることができるわけではないんだな~と。となると「素直さ」っていうのは、かなり重要なことなんだなと、改めて感じた。
よく自分よりも何かの分野で経験がある人が「こういう感じでやると上手くいくよ」と言っても「いや、そういうやり方なら自分のやり方のほうが上手くできる」と言って、初見でいきなり自分流のやり方でやる人がいる。こういう人は「素直」な人には当てはまらないんだろうな。
まずは経験者の言う通りにやってみて、それ以降はもっと上手くいく方法があれば付け足すなりしていけばいいって感じですかね。守破離って言葉もありますし。
1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え
ちなみにこの本の内容はよくあるビジネス書にある、こういう場合は○○すべし、こういうやり方で問題が解決する、というような指南書的なものではないのでご注意を。そういうのを求めている方にはハマりません。
本人が書いたものではなく、ビル・キャンベルにコーチングされた人が書いたもの。ビルの人間性に焦点を当てたものになってるので、ここから何かを学び取るには想像力とか置換力が必要かもしれません。「そんなの当たり前じゃん」と言う内容も多いので、目新しい手法や解決法を求めているなら全くマッチしません。
ただ、その「当たり前」の事をやるには大変だったりするし「あなたに本当にそれができるか?」と言われれると簡単にYesとは言えないと思うけれど。でもYesと覚悟を決めて行動すると上手く行くし成長できるよ、とビル・キャンベルは言っていました。