革靴が雨に濡れてしまったときの手入れ方法

雨の日に大切な革靴を履いてしまい、革靴に雨染みができてしまった、なんてことがたまにある。家を出るときに雨が降っていれば履かなかったけれど、途中で天候が変わり雨が降ってきたっていう日。

家に帰って汚れ落とし、クリーム、オイルなどを使って必死に染み抜きをしたけど、全然落ちない！こうなるとかなり焦る。そんな時に限って、とても大切な靴だったり、ちょっと高価な靴だったりするから。だけれど、

革靴の雨染みはちゃんと取れる。

しかも超簡単な方法で。雨染みを取るだけならお金もかからない。簡単な方法なので、同じ境遇にあってしまった場合には試してみるとよいかも。ただし、やるのはくれぐれも自己責任で。

雨染みがついた状態の革靴

下の写真は私の大切なイタリア製の革製ブーツ。家を出たときは晴天だったけれど、途中で雨が降ってきて見事に雨染みができてしまった。その日の天気予報では降水確率は低かったはずなんだけれど…。

こんな染みがついた状態ではお外に履いていけない。どうにかしてこの雨染みを取ろうとして、ネットや本で調べると…

「クリームやオイルで染みが除去できる」

とあったので、早速試してみたけれど全く状況は変わらず。ツヤがムダに出ただけ…(；´Д｀)ｳｳｯ…。時間の無駄だった。

さらに調べてみると、革靴の雨染みは水が使えるとのこと。ということで、布にたっぷり水を染み込ませて靴全体を濡らしてみました。

濡らしているときは結構ドキドキ。ホントに大丈夫か？と。でもやってみなければ結果はわからない。

ポイントはあまり強くこすらずに全体を包み込むような感じで、マッサージをするような感じでやると良いらしい。

靴全体を濡らすことで雨染みの部分とそうでない部分の差がなくなるので、ここは結構重要なポイント。

やった！ちゃんと雨染みが落ちてる！仕上げは陰干しにして、しっかり乾かす。その後、革靴用のクリームやオイルを塗ってお手入れをしてあげれば完璧。これでやっとお外に履いて行ける状態に。

上記方法は全ての革靴で使えるのかはわからないけれど、私の革靴はこの方法ですっかり雨染みは落ちた。

試してみる場合は念のために目立たない「かかとの部分」などでやってみると良いかもしれない。

やっぱり心配だ…、という場合は革靴専門店へ持って行ったほうが安全。

スポンジにつけて薄く伸ばすだけでお手入れOK。汚れ落とし、革の保護、ツヤ出し、撥水効果、カビを生えにくくする効果が得られる。やらないより絶対にやったほうが長持ちする。

革のソファや財布、ライダースなど革製品ならほぼ何にでも使えるので一個持っておくと重宝する。

すっかり雨染みはなくなって艶も出てきた。これは一日乾かしてレザートリートメントで手入れをした後の状態。すっかり元通り、良い出来！

このブーツは革が柔らかくすごく歩きやすいので、かなりお気に入りの一足だった。なので、復活して本当によかった。少しでも雨が降りそうなときには履かないようにしよう。